コマンド・プロンプトからttIsqlセッションが開始されるたびに、一連のコマンドライン・オプションが自動的に実行されるように、ttIsqlユーティリティをカスタマイズできます。これは、TTISQLという環境変数を適切なttIsqlコマンドラインの値に設定して行うことが現できます。次に、ttIsqlコマンドライン・オプションの概要を示します。ttIsqlコマンドライン・オプションの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド』を参照してください。
Usage: ttIsql [-h | -help | -helpcmds | -helpfull | -V]
[-connStr <connection_string>]
[-f <filename>]
[-v <verbosity>]
[-e <initialization_commands>]
[-interactive]
[-N <ncharencoding>]
[-wait]
TTISQL環境変数には、ttIsqlコマンドラインと同じ構文要件があります。ttIsqlは、起動時に、TTISQL環境変数の値を読み取り、現行のttIsqlセッションに対する変数で指定されたすべてのオプションを適用します。特定のコマンドライン・オプションがTTISQL環境変数およびコマンドラインの両方に指定されている場合は、コマンドラインに指定されているオプションが常に優先されます。
環境変数の値を設定する手順は、プラットフォーム、およびttIsqlが起動されるシェルによって異なります。たとえば、WindowsでTTISQL環境変数を設定する場合は、次のように入力します。
C:\>set TTISQL=-connStr "DSN=MY_DSN" -e "autocommit 0;tables;"
この例では、次に示すように、ttIsqlがMY_DSNというDSNに自動的に接続し、自動コミットを無効にし、データ・ストア内のすべての表を表示します。
C:\>ttIsql
ttIsql (c) 1996-2006, Oracle. All rights reserved.
Type ? or "help" for help, type "exit" to quit ttIsql.
All commands must end with a semicolon character.
Command> connect "DSN=MY_DSN";
Connection successful: DSN=MY_DSN;DataStore=E:\ds\MY_DSN;DRIVER=E:\WINNT\System32\TTdv70 .dll;
(Default setting AutoCommit=1)
Command> autocommit 0;
Command> tables;
SYS.CACHE_GROUP
SYS.COLUMNS
SYS.COL_STATS
SYS.INDEXES
SYS.MONITOR
SYS.PLAN
SYS.SEQUENCES
SYS.TABLES
SYS.TBL_STATS
SYS.TRANSACTION_LOG_API
SYS.VIEWS
TTREP.REPELEMENTS
TTREP.REPLICATIONS
TTREP.REPPEERS
TTREP.REPSTORES
TTREP.REPSUBSCRIPTIONS
TTREP.REPTABLES
TTREP.TTSTORES
16 tables found.
Command>